ディスクロージャーはここまできている 4
すべての情報の開示は、企業にとって実行不可能であり、他方で利用者にとっても情報の有効な利用を困難にするものであるといわれます。
したがって、それは利用者に必要で、重要な情報の完全な開示を意味するものであるとされます。
なるほどと思える論理ではありますが、これが「企業秘密」を合理化するものでなければよいのです。
問題は、利用者に必要な悟報は何かを決めるのが企業で、法律などによってディスクロージャーの墓準が作られる際にも企業の利害が重視され、影響をもってくることです。
・・・ここから「公開」は「秘密」の存在をおおい隠すヴェールにすぎないとの見方も生まれてくるのです。
しかし、ディスクロージャーは固定的なものではありません。
また、歴史的にみれば明らかなように、かつては「企業秘密」とされていた多くのものが、今日では公開されるようになっており、将来、さらにこれが拡大されることは確実です。