小舟のある風景 2
ニューヨーク、パリ、ロンドン、ハンブルグ、アムステルダム、ストックホルム、コペンハーゲン・・・
想いだして数えればまだまだありますが、水の上を通してみる風景は変化と魅力が潜んでいます。
香港やシンガポールでかつて見受けた「蟹民」は水上居住民。
サンパンと呼ぶ舟が住まいです。
岸に近い水辺に杭を打った杭上家屋の高床は東南アジアの各地でみますが、サンパンは移動する居住空間です。
ヨーロッパ大陸を放浪するジプシーたちを陸上の定住なき民、というなら、獲民は水上を漂う民、という人もいます。
じっさい、ヨーロッパ人は東南アジアの舟上生活者を"海のジプシー"と呼んでいます。
タイやベトナムにも小舟で漁労や商いをする人たちはいますが、ジプシーとは違います。
限られた農耕地を大切にするため水上にしたのか、暑さを避けるためか、雨期だけ水上になるのか。
水辺家屋の近くに小舟を単位にした動く市場が開かれるのを見たり、買ったりするのは楽しいものです。
わたしは旅行をするときにも必ず愛用のビジネスバッグを持っていきます。
やはり旅のときには使い慣れたカバンが一番ですからね。