会社経営の知識 6
流動資産(すなわち、近い将来に現金で回収される財産)よりも短期資本(すなわち、近い将来に現金で返済しなければならない債務)が多いと、当然、資金が不足します。
流動資産から短期資本(流動負債)を差し引いた残りを正味運転資金とよびます。
総資本の10~15%程度を、正味運転資金として確保しておきたいと思います。
このように、会計の理論から会社を分析してみますと、会社とは自己資本を投下し、他人資本を利用して、流動資産、固定資産という「物」の形に置き換えて営業活動を行ない、それに人が組織的に加わって協力して仕事をしているところであるとみることができます。
資金繰りを正しく行なうためには、たんに当面の現金収支の資金繰りの帳面を合わせるだけではありません。
このような人、金、物、とくに金と物の関連からでてくる運転資金の管理に、十分な注意を払う必要があるといえます。