会社経営の知識 4
会社では、自分で出資した資本金や、それが活動して得た利益・・・すなわち自己資本と、信用を作りあげて、他人から一時借り入れたり、支払を延ばして浮かせた負債による他人資本とによって、各種の設備をしたり、商品や資材を買い入れたりして営業しています。
また必要とあれば、その資本をそのまま現金の形でもっている場合もあるという工合に自己資本・他人資本という2つの源泉から得た金をもとにして、いろいろの事業を行なっているのです。
このうち自己資本は適当な配当こそしなければなりません。
しかし、出資者の金でありながら会社の金でもありますから、これは返す必要がない安定した資本であるのに対して、他人資本は本質において負債でありますから、いずれは返さなければなりません。
社債とか、5年も10年も借りていていい長期の借入金などは、比較的安定した負債です。
これは長期負債、固定資本とよんで自己資本に近い性質をもったものとみます。
しかし、2~3か月の短期の借入金や、買掛金、支払手形などの他人資本は、返す日がもう目の前に近づいていますから、これは非常に不安定な資本であるとみるわけです。