年間の生育サイクル
春から秋までが生長期で、冬は生長休止期だ。
花は生長休止期の終わりの冬から春にかけて開花する。
毎年、春、暖かくなるとバルブの基部にある二つの芽のうち一つが急にふくらみ出すのが生長初期だ。
時として、二つの芽が同時にふくらみ出すこともある。
新芽は気温の上昇とともに大きく伸び出し、やがて、戸外でバラの花が満開になるころ、若草色のやわらかい茎をもつ株になり、直立して伸び始める。
この茎の伸長のときには、日光が入用なので、霜が降りなくなったころから、戸外へ出して直射日光に当てるようにする。
また、生長のときには栄養分が必要なので、一〇〇〇倍に溶かした液肥を、週一回の割で与え続けるようにする。
液肥の開始は新芽が二㎝ぐらいに伸びたときを目安にする。
また、新芽が四~五㎝になったころからは、新しい根も株元から出てくるので、このころには油かすの固形肥料を与えて、生育を助けるようにする。
この固形肥料はこのときの一回だけでもよいが、二度与える場合は、一回目の施肥より一ヵ月後とする。
また、液肥は七月末で打ち切り、あとは日光、通風、水分が不足にならないよう気をつけて栽培する。石塚孝一氏によると、生育期のピークは八月で、茎は細長く伸び草丈が高くなり、倒れやすくなるので、支柱を立ててやるようにする。
なお、生育期間中は水をよく吸うので、乾いたらすぐに与えるやり方を行って、なるべく早く一人前の大きさになるようにする。